渡邊長男 わたなべ おさお

作家名渡邊長男
作家名(よみ)わたなべ おさお
生没年1874-1952
出身地豊後大野市
出身地(英語表記)Bungoono
略歴・解説大分県豊後大野市朝地町出身。彫刻家・朝倉文夫の実兄。旧制大分中学校を卒業。東京美術学校予備課で木彫と日本画を学び、彫刻科では特待生として山田鬼斎,長沼守敬らに師事。在学中の明治30年には、高村光太郎らと青年彫塑会を結成し、新進彫刻家として日本美術協会展覧会などで受賞を重ねた。卒業後は、東京彫工会第一部副部長や日本美術協会彫塑部委員を務めながら、万国博覧会等でも高い評価を受け、我が国の近代彫刻を牽引する役割を担った。特に記念碑や肖像彫刻に手腕を発揮し、代表作として「明治天皇騎馬像」「菅原道真公像」「日本橋獅子麒麟橋飾」などがあり、我が国の彫刻界草創期を代表する一人として活躍した。