荒井龍男
作家名 | 荒井龍男 |
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作家名(よみ) | あらい たつお |
生没年 | 1904-1955 |
出身地 | 中津市 |
出身地(英語表記) | Nakatsu |
略歴・解説 | 中津市に生まれる。幼くして家族と共に朝鮮に渡り、朝鮮総督府の官吏となるが、二科展や朝鮮美術展に入選したのを期に職を辞して30歳のとき渡仏、彫刻家オシップ・ザッキンと親交をもった。帰国後、昭和12年の自由美術家協会の結成に参加。戦後に至るまでここを主な作品発表の場とし、詩情あふれる幻想的な作風で注目を集めた。戦後は美術団体連合展や読売アンデパンダン展でも活躍するが、作風は次第に抽象化の方向へと傾いていった。昭和25年、村井正誠、山口薫らと共に自由美術を退いて、新たにモダンアート協会を設立。同27年には米国へと旅立ち、昭和30年に帰国するまで、ニューヨーク、パリ、サンパウロ等で個展を開催して好評を博した。帰国直後、サンパウロ・ビエンナーレに出品。また、ブリヂストン美術館で帰朝展を開催して将来を大いに嘱望されるが、病を得て間もなく急逝した。 |